Classici giapponesi con furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Leggi 名人長二 (めいじんちょうじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 67.631 caratteri · 134 schermate
のを飲んだ事アないと見えて、大層酔ったようだった」
茂「己も先刻は甚く酔ったが、風が寒いので悉皆醒めてしまった」
由「早く帰って、又一杯おやりよ」
と茂二作夫婦は世話になった礼心で、奉行所から帰宅の途中、ある鰻屋へ立寄り、大屋徳平に夕飯をふるまい、徳平に別れて下谷稲荷町の宅へ戻りましたのは夕七時半過で、空はどんより曇って北風が寒く、今にも降出しそうな気色でございますので、此の間から此の家の軒下を借りて、夜店を出します古道具屋と古本屋が、大きな葛籠を其処へ卸して、二つ三つ穴の明いた古薄縁を前へ拡げましたが、代物を列べるのを見合せ、葛籠に腰をかけて煙草を呑みながら空を眺めて居ります。
茂「やア道具屋さんも本屋さんも御精が出ます、何だか急に寒くなって来たではありませんか」
道「お帰りですか、商売冥利ですから出ては見ましたが、今にも降って来そうですから、考えているんです」
茂「こういう晩には人通りも少ないからねえ」
本「左様ですが天道干という奴ア商いの有無に拘わらず、毎晩同じ所え出て定店のようにしなけりゃアいけやせんから、寒いのを辛抱して出て来た