Classici giapponesi con furigana
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ちちゅうま
地中魔
海野 十三
Leggi 地中魔 (ちちゅうま) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 24.599 caratteri · 50 schermate
セードはその円柱の先についているのだ。円柱には二つの穴があった。三吉は眼を穴にあてた。そして円柱の横についているヨーヨー位の大きさの受話器をとって左の耳にあてた。人の話声がする。
「では明日中にどうぞ」
「大丈夫です。不肖ながら大辻がこの大きい眼をガッと開くと、富士山の腹の中まで見通してしまいます。帆村荘六の留守のうちは、この大辻に歯の立つ奴はまずないです」
少年はクスリと笑って受話機をかけ、円柱に手をちょっと懸けると、この機械は忽ち動き出し、スルスルと天井の中に入って元のようにセードばかりが残った。
すると側の扉が開いて、洋服を着た小さい力士のような大人が入って来た。グリグリと大きい眼だ!
地底機関車
「三吉、大事件だ。お前も働かせてやる」
とグリグリ眼の男はイキナリ言った。
「大変威張ってたね、大辻老」
と三吉少年は天井を指さして笑った。天井から下りて来ていたのは、この事務所の応接室を覗く潜望鏡のような眼鏡と、その話をききとる電話とだった。客が来ているときは猫の眼が青く光る仕掛だ。
「こいつがこいつが」と老人らしくもないがグリグリ眼の大辻小父さんは、三吉の頸を締めるような恰好をした。