Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちていせんしゃのかいじん

地底戦車の怪人

海野 十三

Leggi 地底戦車の怪人 (ちていせんしゃのかいじん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 55.000 caratteri · 111 schermate

Aozora Bunko

そこへ、衛兵がかけつけてきたから、またさわぎが大きくなった。

人のいいピート一等兵は、パイ軍曹と衛兵との攻撃にあって、眼をしろくろしている。そして、監房の中の沖島に、早く喰ってのんでしまえと、あいずをした。

沖島は、もちろん、早いところ、監房の中でごちそうを大急行でいただいている。

ピート一等兵が、軍曹の一撃を喰って、そこに、目をまわしてしまうと、パイ軍曹は、衛兵に命じて、監房を開かせた。

軍曹は、ピストルをかまえて、監房の中へとびこんだ。

「けしからん奴じゃ、貴様は」

「いや、たいへん、ごちそうさまでした」

「貴様には、うんと、おかえしをするつもりじゃった。地底戦車の中で、よくも、ひどい目に、あわせたな。ゆるさんぞ」

「ゆるさんとは、どうするのですか」

「ここで、貴様が立っていられなくなるくらい、ぶん殴ってやるんだ。廻れ右。こら、うしろを向けい」

「うしろを向かなくとも、いいでしょう。私を殴るのなら正面から殴りなさい。遠慮はいりませんよ」

「廻れ右だ。ぐずぐずしていると、ピストルが、ものをいうぞ」

軍曹は、すっかりいきりたって、本当にピストルの引金をひきそうである。