Classici giapponesi con furigana
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ちきゅうようさい
地球要塞
海野 十三
Leggi 地球要塞 (ちきゅうようさい) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 71.834 caratteri · 144 schermate
但し、潜水兜とちがっているのは、その頂天のところに、赤い一本の触角のようなものが出ていて、これがたえず、ぷりぷりと厭な顫動をつづけているのだ。
球形の兜の中にある顔は、どうしたわけか、すこしも見えない。要するに、すこぶる厳重な、そして風変りの潜水服を着ている人間といった方が、早わかりがするであろう。
だがこの怪異な人物は、流暢な日本語を喋るのであった。
「貴様は、誰だ。何者か! 案内もなしに入ってきて、ちゃんと、名乗ったらどうだ」
私は、重ねて叫んだ。
「そんなに、わしの名が聞きたいか。わしには名前はないのだ。しかしそうはいっても、君は本当にしないだろう。では、気のすむようにX大使と称することにしよう。それでは改めて、御挨拶申し上げよう。吾輩は、X大使である。クロクロ島の酋長黒馬博士に、恐悦を申し上げる!」
X大使と名乗る怪異な人物は、すこぶる丁重な挨拶をした。私は、自尊心を傷つけられること、これより甚だしきはなかった。
X大使の試問――地球に資源がなくなったら
「おい、X大使。一体何用あって、無断で、クロクロ島へ闖入したのか。はっきり、わけをいえ」