Classici giapponesi con furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Leggi 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 151.766 caratteri · 303 schermate
三人のかえだま
ぼくがこのドアをひらくまで、待ってください。」
小林君は、上にむかって叫んでおいて、ポケットから万年筆型の懐中電灯をだし、あたりを照らしました。
ドアが、ぴったりとしまっています。おしても、ひいても動きません。ここで、夕べ小林君がしのびこんで、しらべておいたことがやくにたちました。そうでなければ、小林君や刑事たちは、これいじょう進めなかったにちがいないのです。
小林君は懐中電灯で、ドアのよこの壁を照らしました。すると、壁の上のほうに、ちょっと見たのではわからないような、小さなおしボタンがありました。
小林君は、夕べここにはいったとき、そのボタンをおせば、ドアがひらくことを、ちゃんと、しらべておいたのです。
ゆびで、そのボタンをグッとおしました。するとドアが、スウッと音もなくひらいていきます。
「さあ、みんな、おりてください。」
小林君は、刑事たちに、そうよびかけておいて、ドアのむこうへはいっていきました。
三人のかえだま
小林少年と五人の刑事がはいっていった地下室は、まっ暗な廊下のようなところでした。懐中電灯で照らしてみますと、床も、壁も、天井も、赤れんがで、ところどころに、こけがはえていました。