Classici giapponesi con furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Leggi 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 151.766 caratteri · 303 schermate
きみたちには弁当をとってあげるから、日がくれるまで、ここに待っていたまえ。」
といって、三人の少年を待たせることにしました。
それから、机のひきだしから、たくさんのかぎが、かねの輪にはまった、かぎたばを出して、小林君にわたしながら、
「これは、万能かぎといってね、どんなかぎあなにだって、このうちのどれかが、はまるようになっているんだ。小林君は、これでドアを開いて、ふたりの少年を、たすけだすんだよ。」
と、いいました。なれた人には、一本のはりがねがあれば、どんな錠でも、あけられるのですが、それよりも、この万能かぎの方が、もっと、使いやすいのです。
「へえ、魔法のかぎですねえ。」
と、いいながら、小林君は、それをポケットにしまいました。
こちらは、鉄人Qのすみかの、おばけ西洋館です。もう日がくれて、あたりは、まっくらになっていました。
西洋館の鉄の門は、ぴったりしまっていましたが、小さな子どもが、猿のように、その鉄のとびらをはいのぼって、内がわにおり、かんぬきをはずして、そっと門を開きました。
すると、そのとびらのすきまから、まっさきに、ひとりの少年がしのびこみ、しばらく、あいだをおいて、つぎつぎと背広姿のおとなが三人、門の中へ消えていきました。