Classici giapponesi con furigana
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なつとおじいさん
夏とおじいさん
小川 未明
Leggi 夏とおじいさん (なつとおじいさん) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2207 caratteri · 5 schermate
ある街に、気むずかしいおじいさんが住んでいました。まったく、独りぽっちでおりましたけれど、欲深なものですから、金をためることばかり考えていて、さびしいということなど知りませんでした。
「おじいさんは、おひとりで、おさびしくありませんか?」と、独り者のおじいさんの身の上を思って、なぐさめるものがあると、
「仕事にいそがしいから、そんなことは考えませんよ。」と、おじいさんは、さびしいとか、さびしくないとかいうのは、閑人のいうことだとばかりに返事をしました。
「それは、お元気で、なによりけっこうなことです。」と、たずねた人は、金がもうかれば、さびしくないものとみえる、さすがに、金持ちはちがったものだと思いました。
おじいさんは、雇い人を手足のごとく使いました。雇い人たちは、おじいさんの気むずかしやを知っていますから、せっせといいつけどおり働いたのです。そして、自分の思ったように物事がうまくゆけば、にこにことして、おじいさんは、きげんがよかったけれど、うまくゆかないときには、
「おまえは、気がつかん、ばかだから。」といって、がみがみしかったのであります。
雇い人は、たまりかねて、