Classici giapponesi con furigana
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「よあけまえ」についてのししん
「夜明け前」についての私信
宮本 百合子
Leggi 「夜明け前」についての私信 (「よあけまえ」についてのししん) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2543 caratteri · 6 schermate
の文章をよんで、誰があれを江戸っ子の浅草住居と言うでしょう。農民が珍らしい鮮魚のエラのうらまでを、味いつくしてたべ楽しむ、ああいう舌なめずりがある。外から来たもの、都会を発見したものの都会の味いかたです。人生におけるこの味いかた、この田舎っぺえさが藤村にあっては骨子をなしている。
私は、何だか藤村においては都会の小市民的なもの(教養)の底から根づよい中農性ががんばり、顔を出しているように思います。どうかしら。それが彼の根本的の押しとなって生存せしめている忍耐ともなっていよう。
藤村における「詠嘆的、慷慨的」なものを詩人的稟質と貴方は書いておられますが、どうかしら。こういうものは藤村が自身の教養と生活の道とを、所謂心も軽く身も軽き学生生活でのみ得ず、自力で自身の肉体でものにして来ているところからも生じているのではないでしょうかしら。
村山(知義)の意見に対して蔵原の批評をひき、貴方が半蔵によって明治変革は叢の中から、下から見られるとしていないことは賛成です。ただ半蔵が百姓の一揆を理解しても、或はセイタを背負うても、自身の「限界を越えることは出来ぬのである」