Classici giapponesi con furigana
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だいこのは
大根の葉
壺井 栄
Leggi 大根の葉 (だいこのは) di 壺井 栄 (つぼいさかえ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 24.854 caratteri · 50 schermate
」
おじさんは呆れたようにいいながら、帯を結び、かまとこをぬけて流し場の方へ手を洗いにいった。健は草履をていねいにぬぎそろえ、小縁を這いあがると上の間をかけぬけて、太郎の横にすわり、
「健、一等賞!」
天井にむかってどなった。太郎が承知しない。肘をよせてせまってきた。
「あ、あ、健一等ちがわい、太郎が一等じゃがい。こら、健のぐずま、健のびりっこ、びりかす、びり等賞よ、馬鹿くそよ!」
「健、ほたって草履ぬぎよったんで。」
健は申しわけなさそうに額に皺をよせていった。ただ、そこへ坐れば一等賞だと思ったのが、ビリ等賞で馬鹿くそなのは、自分がぐずまであったことだと思って、一生けんめいにいいわけをしようとするのだが、言葉までがぐずまになってもどってくるのであった。そうなると太郎はよけいに承知しない。向きなおって健を小突きまわした。
「ええい、健のぐずま、健はいつでもぐずまじゃがい。健の馬鹿くそよ、健はケがつくケン十郎、ケレレンのケレブクロをケッタカ、ケッタカ。蹴ってやる。おどれや。もう健帰にくされ、健はうちの子とちがうがい、健家い帰にくされ。」
健は泣きそうになった。