Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠10
中里 介山
Leggi 大菩薩峠10 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 285.635 caratteri · 558 schermate
又曰く、
「古語ニ曰ク、美食ハ美器ニ如カズト……」
又曰く、
「良厨ハ多ク刀ヲ磨シ、多ク布ヲ換ヘ、多ク板ヲ削リ、多ク手ヲ洗ヒ、然ル後、菜ヲ治ス……」
「随園食箪」と「戒単」とは支那料理法の論語であり、憲法であります。
今や、その論語と憲法の明章たる下で、蹂躙と破壊とが行われている。見給え、この闖入者は薄と厚とを知らない、醤と油とをわきまえない、清と濃との分も、葷と素との別も頓着しない――およそ口腹を満たし得るものは、皆ひっかき廻して口に送る。料理王国の権威は地に委して、すさまじい混乱が、つむじのような勢いで行われている。
この闖入者にとっては、やむを得ざる生の衝動かも知れないが、料理王国の上からいえば、許すべからざる乱賊であります。
革命は飢えから起ることもあるが、飢えが必ず革命を起すとは限らない、飢えが革命まで行くには、時代の圧迫という不可抗力と、煽動屋というブローカーの手を経る必要があるように思う。
だから、ここで行われているのは、実はまだ革命というには甚だ距離のあるもので、モッブというにも足りない。ほんの些細のないしょごとに過ぎないでしょう。何となれば、革命のした仕事は取返しがつかないが、モッブの仕事は、あとで相当に整理もできるし、回復もできるはずであります。