Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠10
中里 介山
Leggi 大菩薩峠10 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 285.635 caratteri · 558 schermate
留守を預かろうが、預かるまいが、間が抜けていようと、間が塞がっていようと、お前たちの知ったことではない。宇治山田の米友ならば、二言に及ばず、ここで啖呵と素槍の火花が散るべき場合だが、与八では根本的に問題にならない。といって、委細事情もわからぬ先に、こちらから、あやまってしまうべき筋でもないから、与八は、すっかり煙にまかれて、
「はい」
と言ったなり、箒の柄をもちかえる気にもなりません。
しかし、七人の異体の知れぬ豪傑とても、ここで、奥の間めがけて乱入に及ぼうとするほどの無茶を演ずるつもりもないと見えて、
「ほんとうに主人はいないか」
「ええ、ほんとうに留守でございます」
「実際、貴様が留守を預かっているのか」
「その通りでございます、わたしと、お松さんと、二人で……」
「では、仮りにそのほうを責任者とみなして、われわれどもが申し聞かせて置くことがあるから、そこへ坐れ」
「坐れ、坐れ」
一人の総代が先に口を切って、あとの六人が無理矢理に与八を、道場の板の間へ押坐らせてしまいました。与八はもとより少しも抵抗のふうはなく、押据えらるるままに板の間に、ちゃんとかしこまっていると、総代の一人が、