Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠11

中里 介山

Leggi 大菩薩峠11 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 368.567 caratteri · 720 schermate

Aozora Bunko

一方、大木を振りかざした一人の力士は、五人の行手にふさがってみたが、この五人の武士たちの勇気は、昨日の川原の光景とは打って変った鋭いもので、かいくぐり、かいくぐりして、とうとうその力士をも乱刀の下に仕留めてしまう。

さて、親方を見殺しにして逃げた三人の者、その一人は親方の養子――他の一人は宰領、他の一人は荷かつぎ。

美少年ひとりだけが現場に残って、あとは、透かさず三名の恨みの片割れを追撃しに出かけて行ってしまいました。

まもなく、彼等が、一人の若い男をズルズル引きずって来るのを見る。

それが、昨日、親分にも負けない喧嘩の買いっぷりを示したところの、養子の吉蔵というものであることがわかる。

その近いところまで、大地をズルズルと引きずって来て、親方と枕を並べたところへ引据えると、それを打つ、蹴る、なぐる、翻弄する、有らん限りの虐待を加えた後に、乱刀の下に刺し透し、刺し透し、蜂の巣のようにつきくずしてしまったらしい。

宰領と荷かつぎの二人は、とうとうつかまえそこねたらしい。

だが、その二人は憎しみの程度が浅い――まあこれで充分の溜飲を下げたというものだ。