Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠2
中里 介山
Leggi 大菩薩峠2 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 195.601 caratteri · 387 schermate
「大きに……この町でも二通りの説がございまして、お玉や米友は決して盗みをするようなやつらではないというものと、でも証拠が上っている以上はあいつらの仕事かも知れないとこう言っているのと、半々なのでございます」
お絹の伊勢へ来たのは一人ではありませんでしたが、今は一人で残っているのでありました。その連れというのは、番町の神尾の邸へ集まる例の旗本の次男三男のやくざ者が五人、それにお絹ともに女も三四人まじっていたのでありました。最初の晩、備前屋でお玉を呼んで間の山節を聞いた若い侍たちというのはそれらの連中で、そこですっかり持物を盗られてしまったというのもそれらの連中でした。お絹の一人だけ後に残った理由としては、この盗難の跡始末を見届けて行きたいということが一つでありましょう。
按摩が帰ると薄化粧をして、身なりを念入りにととのえた、お絹のあだっぽい被布の姿はこの宿屋から出て、酔っぱらいのお医者様が来たら部屋へ通して酒を飲ませておくように宿へは言置きをして、自分は直ぐ戻るような面をしてどこへか出かけて行きました。
十七
噂の通り米友は大湊の浜でつかまってしまいました。