Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
Leggi 大菩薩峠6 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 185.112 caratteri · 362 schermate
寄ってたかって聞いている連中は、思いがけないところから一人の小坊主が飛び出して、問われもしない説明をやり出したのに驚かされました。
お喋り坊主はひきつづき、海の中に漂う海月のように、小路の暗いところで法然頭を振り立てて、
「わたくしが琵琶を習いはじめにお師匠さんが、薩摩の琵琶はこうだと弾いて聞かせてくれました、あの国では、おさむらいたちのうちに専ら琵琶が流行しまして、二本差して琵琶を背負って歩く人が多いそうでございます、それで薩摩の国の琵琶は、おさむらい風の勇ましいものでございます、私共が習いました平家琵琶とは、なかなか趣が異ったものでございます、けれども源はみんな一つでございまして、やはり、薩摩の琵琶も地神盲僧から出たものでございますから、わたくしがこうして耳を傾けて聞いておりますると、なるほどと思い合わせることが多いのでございます。エ、地神盲僧とは何だとおっしゃるのですか、地神の地の字は、天地の地の字を書くのでございます、神は神様の神という字、盲僧の盲は盲目でございまして、僧は出家の僧でございます、地神というのは地の神様、盲僧というのは、私共みたような目の見えない坊主のことでございます」