Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
Leggi 大菩薩峠7 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 242.044 caratteri · 477 schermate
これがためにお角は、火鉢によりかかって、長い煙管で煙草を吹かしてみたり、置いてみたり、苦心惨憺のところです。
しかし、絶えず行詰まって展開を求めることがこの女の苦心でもあれば、そこにはまた言うにいわれぬ楽しみがあるらしく、目先を変えて同業者をあっといわせ、江戸の人気の幾部分を両国橋の自分の小屋へ吸いとることに、この女の功名心が集まって、それがためこの女は、興行師の味を忘れることができないのであります。
けれども、今度という今度はかなり行詰まって、さすがの女策士も展開の道に窮してしまって、「ああもしようか、こうもしようか」の決着が容易につかない。それというのも、不意に清澄の茂太郎を奪われたからです。はるばる安房の国まで生命がけで行って、不思議な縁で茂太郎を連れて来て、「山神奇童」の売り物で呼んでみると、案の定大当りで、この分ならば、趣向を変えて二月や三月は、この人気をつなぐこともできよう、そのうちに、またまた奇策をめぐらして、満都といわないまでも、満両国橋をあっといわせることはお手の物だという得意があっただけに、途中で茂太郎を奪われたことが痛手です。