Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
Leggi 大菩薩峠7 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 242.044 caratteri · 477 schermate
話の模様では、ここの木を伐ってみていけなければ、またほかのところを、おゆるしが出ることになっているらしい。立派な山を疵物にして、車を仕掛けなければならない理由が七兵衛には少しもわかりませんから、コイツ山師共が、何かの口実で、木を伐って金儲けをするのだなと思い込んでしまいました。祖先以来荘厳にして置いた名山を、食い物にしようとする人間の浅ましさはさて置き、管理するお宮とお寺とが、これではなさけないと思います。
七兵衛は天成に近い盗賊だが、それでも、これだけの冥利は知っているのです。
七兵衛はまた、時として、優れたる家相学者であることもあります。
その仕事の都合上、どうしてもまず家の形勢を見てかかることから、自然に会得した家相の知識にも、相当に聞くべきものがあるのであります。
その説によると、主人がしっかりしていて、家中が気を揃えているところには、家相におのずから弾力があって、忍び込めないことになっている。よし忍び込むことができても、その獲物が僅少であって、犠牲が多いことになっている。これに反して、主人が惰弱で、家風が衰えている家は、いかに構えがおごそかでも、家相というものが、隙だらけで、そこへ忍び込んで仕事をするのは、極めて容易いことになっている。