Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
Leggi 大菩薩峠7 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 242.044 caratteri · 477 schermate
事実、この連中が気を揃えると、場合によっては、せっかくの名興行師を塗りつぶすこともできるし、また一夜作りの千両役者を仕立てて、世間をオドカすこともできるのだから、お角の気象としてはこの場合、鎧袖一触的にやってみたいのだが、鎧袖一触も用いようによっては大笑いの種ですから、あまり力まないのがよいと思いました。そこで、
「御尤もでございます、なにぶん行届かない我儘者でございますから、この後ともによろしく。どうかまあ、こちらへお上りくださいましな」
といって、丁寧に上へ招じたのは、お角としては気味の悪いほどの如才なさです。
いつの世、いかなる社会にも、寄生虫というものは絶えたことはないが、真正の批評家は極めて稀れである。
寄生虫は、瓦礫を鍍金して、群衆に示し、共謀して、それをなるべく高価に売りつけようとする。そうして、蔭で舌を吐いていう、
「こんな代物でも、おれたちの手にかかれば、これだけの高値に売れる」
寄生虫のいいたいことは、これだけである。為し得ることもまたそれだけである。
けれども、独特の生活力を有していない生物は、どうかするとこの寄生虫に食われてしまうことがある。