Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate

Aozora Bunko

当分はまだ俺達にゃ軍運は向いて来まいぜ。

遊一 全体がわからねえ話よ。ガンガン押出して行ってさ、結城だろうと下館だろうと叩き破り、江戸へ出て公方様なんぞ追払ってよ、その勢いで京都へのして天長様へ外敵打払いをお願えすればよい話だ。グズグズしているがものはねえ。

遊二 隣の内から猫の子ばもらうんじゃあるまいし、置いとけ、紫尾の山で穴熊や猪を追うていた奴に何がわかるものか。

遊一 んでは、文武館に一、二年水汲みか何かで居ただけで元が潮来の百姓の貴様にだって同じだろうが! 加多先生がいつか言うたぞ! 天下のことをわかるのは、お前達だ! お前達がホントウにわからないで、他に誰がわかるか! 自重してよく考え、考えが決った上は断行しろとな。それでよ、考えが決ったから断行しているんじゃねえか! 天長様が上にござってよ、民百姓一統が仕合せに家業に精出して暮せるようになればいいのだ。俺達にゃそれで沢山だ。そのほかの理屈は、みんな屁理屈だわ! 天狗党は正義の軍だ!

遊二 猪ばかり打っていたので、猪なみの脳味噌をしていやがる。まあ聞け。江戸方が如何にシダラがなくなったと言い条、まだ千二千の兵くらいでビクリとでもすると思っているのは大きな了見違い。