Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
どうぞ、御慈悲をもちまして……。
兵藤 しかしながら、これに書いてある強訴に及ばんとしたと申すは定か?
仙太 と、とんでもねえ! へい、当地村方一同、一昨年以来重ね重ねの不作でござります。米、麦を作りまする百姓とは名ばかり、昨年夏頃よりどっこの家でも食う物に事欠く有様でごぜます。んだのにお上様よりは追い上納二度も三度も申しつけられまして、そんでなくともウヌが口の乾上るこの際、どうしても未進が続きまする。そこえ持って来て村方一同が命の綱と頼みまする荒地沼地開墾の新田に竿入れ仰せ付けられる段おふれでごぜましたで、そうなればこのあたり百姓何千何万と申す者が、かつえて死なねばならぬ始末、それで私共兄きなんどこの由御願い出て見ようでねえかと寄り寄り相談していたばっかりでごぜます。
加多 たしか旗本領であったな、このあたりは?
段六 へい。
加多 誰だ? 何と申す?
仙太 二千五百石、加々見様でごぜまする。
加多 フーム。……出役は八州及び支配所役人か。(唸って高札を睨んでいる)
兵藤 加多氏、何を唸っているのだ。ハハハ、おい、かねて人柄よろしからず云々と申すが、これは何だ、バクチでも打つか?