Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
急ごう!
仙太 加多さん……俺ぁおことわりしてえ。
加多 なに! 何んと申す?
仙太 誰かほかの人をやっていただきてえ。
水木 こら! 命令に背くか、貴様! なんでだ? 理由を言え! 理由を言わんか!
仙太 ……へい。
短い間、三人が仙太郎を見詰めている。
井上 チョッ、急ぐのだ! グズグズしている間に、奴等が、また京都にでも行ってしまって見ろ。よろしい、拙者一人で何とか……。
加多 待たれ。失敬なことを言うようだが、君一人では歯が立つまい。まして相手は二人三人になるかも知れぬ。仙太、今更になってどうしたのだ?
仙太 ……お願えだ、ほかの人を。
加多 思い違いをしてはいけないぞ、これは我々が独断で命ずるのではない、田丸先生以下諸先生の最初からの計画に有ったことだ、今本隊不在中に知らせが有ったために、実行に移るまでの話。思い違いをすな。
水木 貴様、臆病風に吹かれたな。軍律を忘れたか! 斬って捨てるぞ!
仙太 そうじゃござんせん、そうじゃねえ。……が、臆病風に吹かれたとして置いて下すってもいい。加多さん。俺、少し考えてえことが有るから。
加多 言って見ろと言うのだ、それを。