Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate

Aozora Bunko

性の知れねえのは人間の心だけだ。……仙太公はどうしたね、お蔦さん?

蔦 さっき、どっかへ出て行ったっけ。……さあ、お妙さん、あたしにつかまって。

段六 少しハキハキするがいいだ。前はあんな男ではなかったて。何がどう……(言い続けようとしているところえ、遠方で響く二、三発の銃声と、遙かに遠く三、四人の人が叫んで走る声)おお、また、天狗が水戸へ逃げて行かあ! 今朝っから逃げる、追いかける、ワラワラワラワラと、全体あにがどうしたと言うだい。

妙 段さん、早く田んぼへ行って! 子供達が危い! 子供達が危いで!

段六 そいじゃ行きやすからな、寝るですぞ。

蔦 嬢さんは私が引受けたから。

段六 頼んますぞ。ほんに、きちげ共め! 瀧坊も一緒に行くか、よし。(二人の男の子を連れて急ぎ足に戸口から出て行く)

蔦 さ、お妙さん、奥へ行って休みましょうね。

妙 あい、いいえ、それほどのことではありません。クラクラとして田の中に手を突いただけなのです。

蔦 それでも、寝ていないと段さんが怒りますよ。

妙 ありがとう。……ホンに、段さんは、よくしてくれます。

蔦 あんな人もいるし。……仙さんのような人もいる。