Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
お咲は昔よく泣いた子で、これも年頃で可憐な顔立ち。スタスタと本舞台へ。
お咲 (後ろを振返りつつ)おっかさん、先ほど行き合うた人達は、もしかすっと――?
お妙 そうかも知んねえ。
咲 んじゃ虎雄さんなんどもあれの仲間になってるかな?
妙 んかも知れないね。正造は、これからの世の中は金が第一じゃと言って横浜へ貿易屋とかの下働きに行ってしまうし、兼八は弁護士たらになると言うて今東京で巡羅になっているそうな。虎雄は虎雄であの性分だ。内に残っているのはお前と瀧と源太郎だけ。私はいつまで立っても苦労の肩は抜けやしない。
咲 ……源太さは畑でしょう?
妙 そうだべよ。……しかしこんなこと、おとっつあんの前では、言いっこなしだぞえ。おお暑い。
咲 だから、おっかさんは内で休んでいて、私一人でいいとあんなに言うたものを。
妙 ああによ、私一人休んでいては、すまねえ。ああ、お稲がもうこんなだ!(稲田へ向って)あい、お前さん、お茶だぞう。(おおと返事をする声)
咲 (声を張上げて)段六の伯父さあん、お茶でがんす! 段六の伯父さん! お茶でがんす!
稲田の中からまず瀧三が立上がり、お咲を見てニコニコする。