Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate

Aozora Bunko

ドーマ声。自分では唄のつもりなのだが、抑揚があまりないので、トボケテ聞える。「はあああ……腰のう、痛さああよう、……五反田のう、長さあああ……」突然、右奥遠くで何かが爆発する、えらい響。バーン、バーン、バリバリときこえる。

瀧三 おおっ!

思わず立つ。段六も仙太郎も手を動かすのを止めたらしい。やがて二人とも立上がる。

段六 こら、仙太公! 俺の前に掻いている奴が、いきなりへをひるとは、こん野郎!

仙太 ……。うん、アハハ(段六の耳へ口を持って行き)段六公! 今年の芋は、まったく出来のええ芋だてことよ!

段六 野郎め! アハハハハ、こら! アハハ、やれどっこいしょ。(再びしゃがみこむ)

仙太 アハハハ。何をするやら。瀧!

これもしゃがむ。段六の唄の響き「……夏のうう、……土用ううのう、……日のう、長がさあああ」。

瀧三も仕方なくしゃがんで働きはじめる。

永い間。

静寂。水の音。

―幕―

(一九三三年)