Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
喜造 弱ったなあ。あなた方にお引合いのねえ奴で。
加多 引合いがなければなおさらのこと言ってもよかろう。言わぬかっ!
喜造 じゃ、申します。そいつは、私共一同でこの山中に追い込んで来ました、やっぱりヤクザらしい男で、たしかにこの尾根に逃げ込んだんでごぜえます。私等の賭場に今夜ヒョックリやって来た名も知れねえ野郎でさ。
今井 人でも斬ったのか?
喜造 へえ、人も二、三人斬りました、が、それよりも、こともあろうに賭場を荒しましてね、場銭あらかた、その上に寺箱まで、と言っても御存じはねえでしょうで、とにかくゴッソリ引っかついで逃げ出したんで、あんまりやり方が憎いんで、皆でとっつかめえて、眠らそうてんで。
加多 フーン、では賊だな?
喜造 へ? へえ、まあそうで。
今井 何と言う奴だ?
喜造 それが知れてりゃ、こんなにガタビシするがものはねえんですがね。どこの馬の骨ともわからねえんで。御存じかも知れませんが、この山の賑やかしは元来北条の大親分の手で、節季節季その時々に廻状が出て諸方の貸元衆や旦那衆御出向きの上、寄合い盆割りでやらかすんでがすが、今度も常州一帯下野辺からまで諸方の代貸元達や旦那衆がズラリと顔を揃えて今夜も市は栄えていたんで。