Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きだんクラブ〔せんごばん〕

奇談クラブ〔戦後版〕

野村 胡堂

Leggi 奇談クラブ〔戦後版〕 (きだんクラブ〔せんごばん〕) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 10.286 caratteri · 20 schermate

Aozora Bunko

た。それは宝暦八年十二月のことです」

奇談クラブの話し手遠藤盛近は、これで物語を了りました。そしてこう付け加えたのです。

「主君を訴えた黒田藩の栗山大膳、親を訴えた金森家の頼門、共に昔の道徳から言えば、天人倶に許さざる悪逆無道ですが、そのために救われた百姓は何万人あったことでしょう。父と共に幕府の御とがめを受けた出雲守頼門(後の頼元)は、明和三年に改めて赦され、それまで待って居てくれた桂と、三十八歳で夫婦になりました。金森家の家督は、弟の武九郎靭負が継ぎ、後に千五百俵を食んで寄合に列したと伝えてあります。――最後にこの遠藤盛近は、濃州の遠藤家の血を承けた一人で、家の記録によってこれを申上げたことをお話して置きます」

羊羹色の洋服、山羊※(「髟/(冂<はみ出た横棒二本)」、第4水準2-93-20)の話し手は、こう言い了って壇を下りました。