Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
にょきゃくいっしゅうかん
女客一週間
豊島 与志雄
Leggi 女客一週間 (にょきゃくいっしゅうかん) di 豊島 与志雄 (とよしまよしお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.724 caratteri · 26 schermate
」
みんな、びっくりしたようだ。が子供は利口だ。そんなら松だという。家の中にはいって、松だの菊だの柳だのと、線香花火がつづく……。
この花火の一件が――彼女が自分で齎した偶然事が、彼女の精神に何かの影響を与えたにちがいない。子供たちが寝てしまって、アトリエの次の室で、最初の晩と同様に、そしてあれから初めて、島村と二人きりになった時、何となく苛立った感傷を持っていた。彼女の身辺に、まだどことなく、煙硝の匂いが漂っているようだ。
先生のところへ来てよかった、と彼女は云うのだ。働くことの面白さを、いくらかでも味うことが出来た。どんなつまらない仕事でも、楽しんでやれば、価値がある。女中の仕事にも、家庭的に考えれば、しみじみとした味がある。嫌々ながらやれば、どんなことでも駄目になる。楽しんで働くことだ。心から働くことだ。プチ・ブルの生活にも――御免なさいとも何とも云わないで彼女は続けるのだ――プチ・ブルの生活にも、いいところがある。いけないのは、プチ・ブルの根性や意識などで、生活そのものは、人間の生活そのものは、どこでもそう大した変りはない。そして、いろんな形式の生活をしている者が、心から知合になるのは嬉しいことだ。