Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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こうい

好意

豊島 与志雄

Leggi 好意 (こうい) di 豊島 与志雄 (とよしまよしお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 20.059 caratteri · 40 schermate

Aozora Bunko

」

「どんな風って、非常に機嫌よくいろんなことを話しかけるものだから、一寸のつもりが一時間近くも話し込んでしまった。」

私はその時のことを詳しく尋ねた上で、吉岡の気持がだんだんはっきり分って来たので、卒直に其後の顛末を述べて、自分の考えを持ち出してみた。

「そういうわけで、吉岡君の気持も首肯けないことはない。然し敏子さんもひどく心配してるし、もし病気にでも障るようなことがあったら困るから……。」そこで私は吉岡の最後の言葉を思い出して、非常に陰欝な気分に閉された。「何とか吉岡君の心を和らげたいと思うんだ。それには問題の初めに溯って、君が持って行った八百円の金が、全く訳なく出来たものだということを、たとい実際はどうだろうとも、あり余ったのを何気なく返しに行ったという風に、吉岡君に信じさせるに限ると思うんだがね。」

河野は太い眉根をきっと寄せて、左手で※(「臣+頁」、第4水準2-92-25)を強くしごきながら、黙って考え込んでいた。

「どうだろう。そういう風にはゆかないものかしら。」

河野は顔を伏せながら答えた。

「僕にしろというなら、僕は何とでもするし、どんな嘘を云ってもいい。