Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
いかなるほしのもとに
如何なる星の下に
高見 順
Leggi 如何なる星の下に (いかなるほしのもとに) di 高見 順 (たかみじゅん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.508 caratteri · 236 schermate
に現わしたかもしれない。
ゴロちゃんというのは、私の前の妻の鮎子の現在の亭主(あるいは情人)、それも私から背き去って行った女の情人(あるいは亭主)なんだから、人によっては、こんなに親しそうにする私たちを妙な男たちだと思うことだろう。いや、妙な男たちには違いない。私も前は、――鮎子から「これ、ゴロちゃん」と紹介されて、いっしょに飲んだりした時は、いっしょに飲むのさえいささか妙だと思ったものだが、何分おもしろい相手なのでたちまち、いや私もゴロちゃんからおもしろい相手と思われたかもしれない、とにかくたちまちのうちにすっかり親しくなって、やがて妙だというような感覚はなくなった。思えば、私たちは特殊な関係という点で逆に親しくなったようでもある。たしかに異常な親しさであった。
その異常な親愛の情を、私は従来の習慣通り言葉や顔に現わして、――ハッとした。ドサ貫の話が、激しい痛苦を伴って私の脳裏に閃いたのである。(――市川玲子を殺したふてえ野郎だったのだ。)私は顔を歪ませた。
それを言おうとすると、ゴロちゃんの方が先に、
「鮎ちゃんに会ったですか?」(鮎子と言うのが普通だろうが、ゴロちゃんはそう呼び、鮎子も大屋五郎のことを人前でゴロちゃんと言っていた。