Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よういむだごと

妖異むだ言

国枝 史郎

Leggi 妖異むだ言 (よういむだごと) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.

N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 1246 caratteri · 3 schermate

Aozora Bunko

幽霊の中で好いものは、牡丹燈籠のお米である。牡丹燈籠を下げて主人を案内して、恋の仲介をするあたりは、人情があって面白い。

不快な幽霊は小幡小平次で、気の毒な幽霊は小仏小平であろう。

滑稽な化物は唐傘の一本足で、愛嬌のあるのは一ツ目小僧が、大阪の子供に人気のあるのは、酒を買いに行く豆狸である。

路傍で見て凄いのは流灌頂。

妖怪画で面白いのは「百鬼夜行」で、特に光信のそれがよい。狩野芳崖の鷲の「絵」なども、一種の妖怪画と云ってよい。

美しい幽霊は雪女郎で、泉鏡花さんのお書きになるところの、いろいろの幽霊も美しい。喜多村丈の好む以上に、私も鏡花さんの幽霊を好む。

姑護女という幽霊には同情される。只何んとなく同情される。

出ず可くして出でたと思われるのは、佐倉宗五郎の幽霊である。

根津某の幽霊も宗五郎の幽霊と似たような意味で、その出現は有意味である。

化物の中での豪傑は、おそらく三本五郎左衛門であろう。天狗の一種だということであるが、衆をひきいて山嶽を渡って、大移動をするのは痛快である。

菅公を幽霊に化したのは、物語作者の悪趣味である。菅公はすがすがしく保つ可きである。