Classici giapponesi con furigana
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
Leggi 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) di 正岡 容 (まさおかいるる) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 163.270 caratteri · 325 schermate
これは白魚河岸のほうの床屋の職人で、二十一になる銀吉という、目のキラリと光る侠気な若い仕だった。
小勇と名乗らせた。
大工上がりの萬朝はおよそしまらない男で、朝は師匠の圓朝より遅く起きた。夜は圓朝が席からかえってくるともう枕を外してグーグー高いびきの白河夜船だった。
見兼ねて圓朝が、
「ねえお前どうでもいいけれど、かりにお前昼寝をしてでも朝は私より早く夜は私より遅く寝るってわけにゆかないかねえ」
こういったらキョトンとした顔をうなだれてしばらく考えていた萬朝、やがて面目ないようにチラと目だけ上げてくると、
「いえ、それがねえ師匠。私ァ昼寝もしてるんで」
……それじゃのべったらに寝てるんだ。
あまりの馬鹿々々しさに呆れ返って圓朝、それっきり何もいわなくなってしまった。
銀吉の小勇のほうは俗にいうエヘンといえば灰吹き――目から鼻へ抜ける質の男だった。
噺は萬朝のほうが馬鹿々々しくて見込がありそうだったが、日常の茶飯の事にかけては小勇が、恐しいほど万事万端才走っていた。
従って萬朝は台所の手伝いをしかけている途中で、噺の稽古に夢中になってしまったり、かとおもうとまた用事をおもいだしてそのほうへかかったり、とんとすることがしまらなくて、よく年若の圓朝から叱られたが、小勇のほうはろくになんの稽古なんかしない代り、暇