Classici giapponesi con furigana
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
Leggi 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) di 正岡 容 (まさおかいるる) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 163.270 caratteri · 325 schermate
立場の茶屋茶屋へこの大切な桐の箱を置き忘れた。そういう挿話ものこされているのであるが、それはここでは詳しく説くまい。往昔の戯作者の口吻になぞらえ、「管々しければ略す」とでもいわせて置いてもらおうか。
第五話 五彩糸
一
「牡丹燈籠」はもて囃された、ほんとうに。道行く子供たちがカランコロン萩原さんお化けーッと奇妙な手真似をして遊ぶほど、満都に評判が高まってきた。
「おみよ新助」や「累双紙」もいよいよ磨きがかかってきた。初演当時のただ目新しいだけとは事変り、手振り身振り鮮やかに、運びおもしろく、鮮やかに「芸」としても尾鰭というものがついてきていた。
二十三、二十四、二十五歳と真打席のない月はほとんどなかった。
弟子たちも目に見えて増えてきて、もう十人ちかい屈強の男たちが絶えず代地の家に寝泊りしていた。いくら物価の安かったそのころでも、働き盛りの若い者をこうたくさん置いていてはたまらない。かてて加えて人気の昇るに従ってつきあいは日一日と派手にしなければならない。反対にお台所のほうは日一日と苦しくなってゆくことが仕方なかった。四方八方、借金だらけ。それをひとつ返してはまた二つ借りるという風に、苦肉の策をめぐらしつづけていった。