Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

しょうせつ えんちょう

小説 圓朝

正岡 容

Leggi 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) di 正岡 容 (まさおかいるる) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 163.270 caratteri · 325 schermate

Aozora Bunko

「僕」の用語があったのだろうか。それとも、時、文明開化の真っ只中、私たちが意識して自作の中で古風のいい方を時にやや現代風に変えるときがあるように、圓朝もまた心得ていてこの文明開化語を起用したのだろうか。大方の示教を得たい。

もうひとつ倉岡元仲の父を倉岡元庵と名乗らせていることであるが、『圓朝全集』第十三巻の鈴木行三(古鶴)氏が『圓朝遺聞』を見よ、「妻子の事」の章に、

「圓朝は(中略)不図した事から御徒町の倉岡元庵というお同朋の娘お里との間に一子を挙ぐるような間柄になった」

云々とある。

このお里との間へできた「一子」が、のち陋巷に窮死した朝太郎で、私の『慈母観音』という小説にはその若き日の姿が採り上げられている。お里は圓朝と別れて失意落魄の境涯に入り、その母を求めて朝太郎の悲劇は展開されてくるのであるが、そういえば大利根へ入水する悲しき明眸またお里である。さらに倉岡元庵の忰元仲をしておよそ世にあるまじき鬼畜としているところなど、かくて私の作家的貪慾さはむしろこの物語の背後のほうへいよいよ旺盛な空想を走らせないわけにはゆかない。

「怪談乳房榎」