Classici giapponesi con furigana
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
Leggi 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) di 正岡 容 (まさおかいるる) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 163.270 caratteri · 325 schermate
子供のときから遊び半分でも何年か高座を勤めていたこともまた今にして、ようやくものをいいだしてきたのだった。
三月末――めでたく小圓太は二つ目に昇進した。同時に湯島の父親のところへかえることを許された。
でも、そのとき生来のんき者の風来坊たる父圓太郎はフラリ旅廻りにでかけていったまま、もう二ヶ月以上も音信不通となっていた。一番相好を崩して喜んでくれるだろう父親のいなかったことが何としても小圓太にとってはさびしかったが、それにしても指折り数えれば五ヶ月――僅か五ヶ月にして二つ目になれたとおもえば、大いに大いに喜ばないわけにはゆかなかった。
でも、二つ目になってからの修業の、今までとはまた全く柄行を異にして、めっきり辛く苦しくなってきたことを何としようぞ。
にわかに圓生は一種特別の稽古を始めだした。稽古といっても口写しの噺の稽古のほかのおよそ厳しい仮借のない稽古振りなのだった。
まずそのひとつ――。
「エー一席申し上げます。エー手前のところはエーその何でございまして、エー」
こんな風にその時分の小圓太には話の合間に「エー、エー」という言葉癖があったのだが、それがひどく耳障りだとてある日圓生はいくつかの碁石を片手いっぱいに掴んで座を構え、