Classici giapponesi con furigana
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しょうねんたんていちょう
少年探偵長
海野 十三
Leggi 少年探偵長 (しょうねんたんていちょう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.286 caratteri · 221 schermate
チャンウーはそのうしろ姿を見送って、それから、不思議そうに首をかしげ、しばらく見事な大花瓶を、なでたりさすったりしていたが、やがて表のドアをしめると、奥のひと間へひっこんだ。
もう日が暮れているのである。
怪人現れる
チャンウーの店の隣は、四階建のビルディングになっていて、一階は貿易促進展覧会の会場になっているが、二階からうえは貸事務所になっている。
ところが、都合のいいことには、その三階に、少年探偵団のひとり、小玉君のお父さんの事務所があった。
少年探偵団の一行五名は、学校がひけると、海岸通りへ出向いていって、なにくわぬ顔で、チャンウーの店のまえを通ったが、
「なんだ、ここなら、お父さんの事務所のとなりじゃないか」
と、小玉君がささやいたので、それじゃお父さんにお願いして、しばらくその事務所の片隅をかりようということになった。
そこで五人の少年は、三階にある小玉商事会社の応接室へあがっていったが、ますます都合のよいことには、その応接室はチャンウーの店のがわにあり、窓からのぞくと万国骨董商が眼の下に見えた。
「ああ、こいつは都合がいいや。小玉君、なんとかしてお父さんに、しばらくこの部屋をかして下さるようにお願いしてくれたまえ」