Classici giapponesi con furigana
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しょうねんたんていちょう
少年探偵長
海野 十三
Leggi 少年探偵長 (しょうねんたんていちょう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.286 caratteri · 221 schermate
それはちょうど、管絃楽団の指揮者が使う指揮棒のようなものだった。
おやおや、あんなものを何にするのだろう。と、春木、牛丸の二少年が、屋根のうえから固唾をのんで見ているとは、もとより知らぬ小男、しばらくその棒をひねくりまわしていたが、するとみるみる棒はのびて、三メートルほどの長さになった。
わかった、わかった、その棒は、伸縮自在の魔法棒なのだ。それにしても、そんな棒を何に使うのかと見ていると、小男はその先端に鉤のようなものをとりつけた。
おやおや、変なことをするわいと、なおも二人が一生懸命、天窓にしがみついてみていると、小男はその鉤棒で高いところにあるメイン・スイッチをひっかけて切ってしまった。とたんに、家中の電気という電気が消えてあたりはまっくら。
春木、牛丸の二少年は、思わず顔を見合せた。
すると、そのとき闇のなかから、店をつっきっていく足音がきこえたかと思うと、ガチャリと鍵をひらく音。やがて、ドアが薄目にひらいて、誰やら店のなかへしのびこんだが、すぐドアがしまったので、その姿はよく見えなかった。
「男がドアをひらいて、誰かを呼びこんだんやな」
「そうだ。