Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しょうねんたんていちょう

少年探偵長

海野 十三

Leggi 少年探偵長 (しょうねんたんていちょう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.286 caratteri · 221 schermate

Aozora Bunko

老人を見知っている人々の中には、こういってその死をいたむ者もいた。

「チャン爺さんは、あれでそうとうなもんだよ。こっちが売りに持っていった品物は二束三文に値ぎりたおす。それをあとで磨きにかけて、とほうもない高値で、外国人などに売りつけるんだ。足もとにつけこむのは、得意中の得意さ。あんまりもうけすぎるから、こんどみたいな目にあうんだ」

そういって、にくまれ口をきく者もいた。

「いや、それは商売上手というものだ。そんなことでなにも爺さんは殺されることはないんだ。ああして殺されたのは、爺さんがひどいことして集めた宝石の中に、おそろしい呪いのかかっているダイヤモンドがあったんだ。それは元、インドの仏像のひたいにはめこんであったのを、ある悪い船のりがえぐり取って、盗んでいった。そしてそれをチャン爺さんに売りつけた。するとインドの高僧が船のりに化けてはるばる取返しにきたんだ。爺さんはすなおに返さなかったもんだから、あのように、えいッと刺し殺された」

「ちがうよ。ピストルで撃たれたんだ」

「あ、ピストルか。ピストルでもいいよ」

「ほんとかい、その話は」

「つまり、そうでもあろうかと、わしは考えたんだがね」