Classici giapponesi con furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Leggi 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.885 caratteri · 308 schermate
死人の服装はよくは覚えていないけれど、セルの着物にセルの羽織を着ていたが、相手の男はやはりセルの着物に黒の単衣羽織を着て、二人とも鼠色のソフト帽をかぶっていたとのことでした。
「その相手の男の頭はどんな刈り方でした」
と俊夫君が尋ねました。
「丸刈りでございました」
「あなたはその人の顔をよく覚えていますが、つまりその人がもし二度目にここへ来たらすぐ思い出すことができますか」
「はあ、それは覚えているつもりでございます」
「あなたたちはよく一目で人の職業を言い当てなさるようだが、その人は何をしている人間だと思いましたかね」
「そうでございますね、色が白くて手がたいへん綺麗でしたから、ちょいと見るとお医者様ではないかと思いました」
「そう、それで二人はどんな話をしていたか聞きませんでしたか」
「それはちっとも存じません。ちょうどその頃はお客様が立てこんでみえましたので、一つところに給仕しているわけにゆかず、それに何だかずっと、ぼそぼそ話をしていらっしゃいました」
「それでお勘定はどちらの人がしましたね」
「さあ、それがよく分からないのでございます、勘定書を置いてゆきますと、しばらくして盆の上にお金が置いてありました。