Classici giapponesi con furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Leggi 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.885 caratteri · 308 schermate
四
おそらく、今、俊夫君の頭は猛烈に働いているのでしょう。
ほどなく自動車は藤田家の門前で止まりました。
四
小田刑事に案内されて、私たちは、藤田老人の寝室なる八畳の座敷に入りました。寝床は最早たたまれてありましたが、机と般若心経とはそのままになっておりました。
小田さんは、老婆を呼び、はじめてここへ来て自分の検査した顛末を、いちいち俊夫君に説明しました。俊夫君はただ黙ってうなずきながら、熱心に聞いておりました。
やがて、俊夫君は、机のそばに寄り、まずその上の般若心経を手に取って見ました。それは長さ六寸、幅二寸ほどの大きさのもので、老婆に聞いてみると、藤田家の仏壇にあるものだということでした。
それから、俊夫君は机を検べました。それは二つの引き出しのついた文机でした。俊夫君はまずその左の引き出しを開けました。
するとそこに、色々な書類の中に、藤田老人の遺言状の写しがありました。それには、自分の死後、財産は甥の瀬木福松に譲るという意味のことが書かれてありました。
次に、俊夫君は右の引き出しをあけました。そこには、硯や色々の壜が入っておりましたが、そのうち特に俊夫君の興味をひいたものがありました。