Classici giapponesi con furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Leggi 少年連盟 (しょうねんれんめい) di 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.920 caratteri · 219 schermate
フハンのほえ声はだんだん近くになる、ボートと平行してくだってくるのだ、一同は緊張した。
ポカリと川霧を破ってボートがあらわれた。
「万歳!」
と川岸の四人がさけんだ。
モコウのたくみな操縦でボートが岸についた。
「お帰り!」
とゴルドンが富士男の手をにぎった。
「兄さん、ああ肩に血が?」
と次郎がさけんだ。
「ああ、なんでもないよ」
「次郎君、その傷は僕の一命を救ってくれた尊い血なんだ、ぼくはみなに心配をかけた、すまない、ゆるしてくれたまえ」
とドノバンが頭をたれた。
「ぼくらをゆるしてくれたまえ」
とグロース、ウエップ、イルコックが同時にさけんだ。
わずか数日のあいだの分離に、かれらの顔はいたましくやつれ、衣服は破れよごれている、雨に打たれ、風にさいなまれ、恐怖と不安の艱苦をなめたのだ。こう思うとゴルドンは四人がいとしかった。
「ゆるすもゆるさんもないよ、ぼくらがあまり仲がいいので、悪魔がちょっといたずらをしたのだ、ぼくらはいま完全に一致した、以前に倍した和合協力をもって敵にあたろう」
とゴルドンの手をとった。
新しい感激の涙が、四人のほおを伝わった。太陽が森のはしにあがった、光の箭が少年連盟を祝福するかのように、河畔の少年を照らした。