Classici giapponesi con furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Leggi 少年連盟 (しょうねんれんめい) di 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.920 caratteri · 219 schermate
反射して、ただ一円のほのおのように見える、十二時ごろ、さすがの電光も雷鳴もようやくおとろえはじめた。
雷鳴がおさまるとともに風がおこり、しだいに猛威を加え、あまつさえ盆をくつがえす豪雨となった。だが、車軸を流すような豪雨も、小石を吹きとばす強風も、洞のなかではさほどおそろしいことではない。
「雷が洞をこわしはしないかと、ぼくはずいぶん心配したよ」
と善金が毛布から頭を出していった。
「ああやっと助かった」
幼年組がコソコソ寝台からぬけだした。
「まさかこのあらしをおかして、悪漢どもが攻めてくるようなことはあるまい、富士男君、見張りはいらないよ、ぼくらはあすのために英気を養おう」
とゴルドンがいった。
「ウン、そうしよう」
一同は寝台にいそいだ。富士男はなお、用心のために、戸の内がわに、大石を積みあげた。といままで、寝台の下におとなしくうずくまっていたフハンが、音高く鼻を鳴らすと、耳をピンと立て、目をいからして戸の外をにらみ、ひとほえすると、歯をむき立ててもうぜんとかけだした。かれは前脚で戸板をがりがりとひっかき、低くうなりつづけた。
「戸の外になにか異状があるのだ」