Classici giapponesi con furigana
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あきかぜとはは
尾崎士郎短篇集
尾崎 士郎
Leggi 尾崎士郎短篇集 (あきかぜとはは) di 尾崎 士郎 (おざきしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 108.032 caratteri · 216 schermate
これが「凶夢」という小説で、意外にも、その頃まったく未知の人だった川端康成が時事新報の文芸時評で、一日分を費して高く評価してくれた。
中山君も、これに気をよくしたらしく、つづいて翌年の新年号に短篇の執筆を依頼してきた。ところが、社内に、いろいろ面倒ないきさつがあったらしく、一ト月と経たないうちに、中山君は経営不振の責を負って退社してしまった。そのとき、同君から、私のことは後任者に伝達してあるからそのように御承知願いたい、――という意味の手紙が来た。私は、その頃、馬込村に住んでいたが、およそ二ヶ月を、その仕事に没頭し、やっと完成したので、「我観社」にあてて、中山君から依頼された原稿の出来たことを通告した。すると、Mという、これは後年、私とも親しく往来するようになった男であるが、このMが中山に代って編集長代理ということになっていたらしい(これは私の想像であるが、文芸欄の担当は中野正剛氏の実弟である秀人君であったが彼は朝日新聞の学芸部に在勤中だったので実際問題には関与せず、彼の推薦したM君がその衝にあたっていたらしい)。
ところが、そのM君から、私にあてて、実に不遜にして無礼きわまる手紙が来た。