Classici giapponesi con furigana
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したいいへん
屍体異変
森 於菟
Leggi 屍体異変 (したいいへん) di 森 於菟 (もりおと) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 6047 caratteri · 12 schermate
特に病理解剖に於ては其病竈が大多数の場合に内臓に存する為に、胸部は其骨も筋も一所に扱い、其前壁にある肋骨をザクザク挾み切る事によって一枚の略三角形の板として除いた後その中にある心臓や肺を摘み出す。腹部も皮膚から筋をこめて一枚とし、これを臍を中心として十文字に切開き、頭部では耳の上から額にかけて輪を描く皮切を施して後それに応じて頭蓋骨を輪切にする等すべて仕事が男性的である。これに対して我我の専門である系統解剖は皮膚に被い隠されている内臓とか筋とか脈管とか神経とかいう各系統が複雑に組合っているのを選り分けて浮び上らせるのであって、その材料は予め防腐注射を施したものを相当の長い時間酒精等に漬けて置いたのを用うるから病毒腐敗毒等の危険は少いが其操作には最も長時間を費し且幾分彫刻家に似た技術を必要とするのである。
屍体でも我我が解剖台上に載せる材料には甚だしい臭気は無い。一旦皮膚を除いて深部に入れば各部の器官が特殊の位置に独特の形態を保って存するのを手際よく現わす事に心血が注がれ、すべての物は我我の体とは関係のない物体として映ずるので、これを扱う事昔の医学生が紙製の人体模型(和蘭語でキンストレーキと称した)を解いては組合せたのと少しも変りはない。