Classici giapponesi con furigana
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やまのかみさつじん
山の神殺人
Leggi 山の神殺人 (やまのかみさつじん) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 10.014 caratteri · 21 schermate
ちょッとでも力をゆるめると、死神や狐の手にすりかえられてしまうから。いいか。シッカリ握ったな。それではチョウチンの火を消すぞ」
平作は顔を押し当てるようにしてチョウチンの火を吹き消した。にわかに馬小屋はくらやみとなり、ローソクのシンに残った小さな赤い一点だけがチョロ/\している。
「さて、これでよい。それでは云うが、死神と狐の両手両足は不二男の首と腰に肉の中までくいこんでいるから、放すこともできないし、死神と狐だけ殺すということもできない。三位一体のようなものだ。不二男を助けるために、不二男の身体だけそのままにしておいて助けるというのが無理なのだ。心臓も首もそっくり重なって一ツになって息をしているのだから、どうしても一度は不二男の息をとめないと死神も狐も落すことができない。不二男の背から心臓のところをグッサリ突き刺す。短刀の刃先が心臓を突きぬいて向う側へとびでるまで突き刺さなければならない。こうして横に倒してから、次には不二男の首を斬り落す。一分でも皮がついてるようではいけない。スッパリと斬り落して胴体と首をバラバラにしなければならない。そうすると、死神と狐の首が落ちるのだ。