Classici giapponesi con furigana
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ぞくほうしこう
差別の根源を考える
喜田 貞吉
Leggi 差別の根源を考える (ぞくほうしこう) di 喜田 貞吉 (きたさだきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 147.985 caratteri · 289 schermate
真土宿の長吏は近江法師兄弟で、その時弟の方の法仏法師は、本寺には背きがたしとてこれを拒んだがために、仁治二年七月九日に、妻子共四人、清水坂長吏のために殺害されたことがあった。また清水坂から追われた淡路法師は播磨法師の妹聟である。もとは奈良坂の非人であったらしい。彼は奈良坂宿の末宿なる大和七宿の者どもが、年序久しく積んで相互の関係自然疎遠になり、非人の身として猛悪を好み本寺に対して謀反を構えるようになったので、その不当を正そうとしたがためにかえって他の恨みを買って、仁治元年三月二十一日には彼ら悪徒のために襲撃せられるなど、往々圧迫を受けることがあった。
大体清水坂は奈良坂に厚恩を受けているにかかわらず、種々非行を逞しゅうし、難題を申しかける。寺家堂塔炎上の際の如きも、これを奈良坂の咎に帰せんとするが如き、もってのほかのことである云々。
右は奈良坂の言い前である。もちろん原被両造の申し分を併せ見た上でなければ、事件の真相を明らかにすることはできぬ訳ではあるが、ともかく右の記事だけによっても、当時「宿」と呼ばれた非人らの状態の一斑を推測することはできよう。