Classici giapponesi con furigana
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
Leggi 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) di 高村 光雲 (たかむらこううん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7468 caratteri · 15 schermate
ここで、少し断わって置かねばならぬことは、こういう門弟たちのことは別段興味のある話しというではなく、また事実としても、いわば私事になって、特に何かの参考となることでもありませんから、深く立ち入り、管々しくなることは避けたいと思います。
それに、最早世を去った人などのことはとにかく、現存の人であって見れば、私と師弟関係があるだけ、毀誉褒貶の如何に関せずおもしろくないと思いますから、批評がましいことは避けます。それに、自分では、今思い出すままを、記憶に任せてお話することで、疎密繁閑取り取りですから、その辺はそのつもりでお聞き下さい。とにかく、私の覚え帳に名前の乗ってるだけの弟子の数も五、六十名に達することで、一わたり、ざっと話して置きましょう。
今度は山崎朝雲氏が入門された時分のことになります。朝雲氏は私の弟子となる以前に、もはや相当仕事が出来ていた人です。明治二十八年に京都で内国勧業博覧会が開かれた時、私は農商務省の方からは審査員を嘱托され、個人としては彫工会の役員として当会に出張したのでしたが、その時山崎氏の作は出品されていました。氏は福岡県博多の人で、同地よりの出品でした(米原氏も当時は安来に帰郷していて其所から軍鶏の彫刻を出品した)。