Classici giapponesi con furigana
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
Leggi 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) di 高村 光雲 (たかむらこううん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7468 caratteri · 15 schermate
遠慮深い人柄な人で、私も病中何かと世話をしたが急なことで、どうしようもなく気の毒なことでありました。多くの弟子を置くとこういうような非常な場合もあり、なかなか心配なものであります。随分、前途有望の身で、途中で斃れた弟子があります。矢沢陸太郎(或る牙彫師の弟)、今岡吉蔵、角田新之助、野房義平などいう人はいずれも修業盛りで死んでしまいました。中にも野房君は鑑識家坪井晋氏の世話で十二歳の時に私の家に来て、子飼いともいうべき弟子でありましたが、三十歳末満で亡くなったのは惜しまれます。
大和田猛君は、前に話した竹内光重君等と同時代の弟子で、なかなか古く今日も彫刻でやっております。
名倉文四郎君は、両国の骨接の息子で、下拵えを私宅でやって美術学校入学、卒業後、目を病み、職業をかえました。
まず記憶にある処を思い出して見ると、ざっとこんなことですが、さて何んの業でもその道に這入っても成功という所まで漕ぎつけるはなかなか難事であって、途中何かと故障があって一家を成すに到る人は甚だ稀であります。私は前申す通り、多く弟子を作る目的であったが、望みの通りかなり多くの弟子は出来ました。