Classici giapponesi con furigana
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げんだん
幻談・観画談 他三篇
幸田 露伴
Leggi 幻談・観画談 他三篇 (げんだん) di 幸田 露伴 (こうだろはん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 80.544 caratteri · 161 schermate
しかるに君が既に千金を捐てて贋品を有っているということになると、君は知らなくても自分は心に愧じぬという訳にはゆかぬではないか。どうかあの鼎を還して下さい、千金は無論御返しするから」と理解させたのである。ところが世間に得てあるところの例で、品物を売る前には金が貴く思えて品物を手放すが、品物を手放してしまうとその物のないのが淋しくなり、それに未練が出て取返したくなるものである。杜九如の方ではテッキリそれだと思ったから、贋物だったなぞというのは口実だと考えて、約束変改をしたいのが本心だと見た。そこで、「どういたしまして。あの様な贋物があるものではございますまい。仮令贋物にしましたところで、手前の方では結構でございます、頂戴致して置きまして後悔はございません」とやり返した。「そんなにこちらの言葉を御信用がないならば、二つの鼎を列べて御覧になったらば如何です」と一方はいったが、それでも一方は信疑相半して、「当方はどうしても頂戴して置きます」と意地張った。そこで唐君兪は遂に真鼎を出して、贋鼎に比べて視せた。双方とも立派なものではあるが、比べて視ると、神彩霊威、もとより真物は世間に二ツとあるべきでないところを見わした。