Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate

Aozora Bunko

文「そんなら上げもしようが、中(あ)てられるなよ」

吉「大丈夫、さア庄(しょう)、あかは後(あと)にして先ず二人で遣付(やっつ)けようじゃねえか、成程こいつア中々旨(うめ)え」

と二人とも十箇(とお)ばかりの握飯(むすび)と菜(さい)まで残らず食(しょく)してしまいました。

二十九

吉「さア重箱が殻(から)になった、これから気長にあか掻をするんだ」

文「これ/\重箱の毀(こわ)れぬよう静かにやってくれよ」

暫くすると船の底の見えるように掻い干しました。

吉「さア、これから船を動かす道具だ、何も彼(か)も皆(みん)な流して始末に往(い)かねえな、えゝ旦那え、此の木をお刀で割って下せえな、少し柄(え)の方を細く削って下さいまし」

文「櫂をこしらえるのか、成程手頃の棒だ」

と文治は脇差を抜きまして、

文「こうか、これで宜(よ)いかな、これ/\手を出しては危い、さアこれで宜いだろう」

庄「旦那ア、貴方(あなた)ア些(ちっ)たア道具ごしらえをやった事があると見えますな、それで結構でござりやす」

文「これ/\船頭、遥か向うに黒く見えるものがあるが、ありゃ国か島か」