Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
様子もなく、馴々しく手の上へも止ります。
文「これは好(よ)い鳥を見付けたわい」
とそれから二三の鸚鵡を押えて、住居(すまい)へ持帰りまして、「旦那様か、お町でございます」などと口真似をさせるのが何よりの楽(たのし)み。日々鸚鵡を話相手同様にして其の日/\を送って居りましたが、何分にも島には虫が多く居りまして、少しも火を絶やすことが出来ませぬ、昼夜とも焚火をして其の側に寝起(ねおき)して居りまする。虫が多いくらいですから、夏は随分暑うございますが、冬は案外暖かく、寒中でも四月頃の陽気であります。月日の絶(た)つのは早いもので、早くも一箇年(いっかねん)を過ぎました。待てど暮せど人も来ず、身の上にも別に変りたる事もなく、食物(しょくもつ)を漁(あさ)るの外(ほか)は日々船繕いに余念なく、無事に大海(たいかい)へ乗出すことの出来るようにと工夫する外には何(なん)の考えもございませぬ。此の島へ上(あが)ってから最早(もう)一年余になりますから、着物は切れ、髯(ひげ)はぼう/\として、何(ど)う見ても人間とは思われませぬ。今日も船繕いに疲れて、夜(よ)に入(い)り