Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
「森松々々」
森「おうい、豊島町(としまちょう)の棟梁(とうりょう)か」
これは亥太郎(いたろう)という豊島町の棟梁でございます。
亥「おゝ亥太郎だ」
森松が立って戸を明けますると亥太郎は息急(いきせ)きながら、
亥「森松、お母様(ふくろさま)は」
森「たった今……」
亥「えッ、亡(なくな)りなすったか、道理で新しい草鞋(わらじ)が切れて変だと思った、えゝ間に合わなかったな」
森「昨日(きのう)からむずかしいから、お前さんの所へ知らせに往(い)くとな、今朝早く成田へ立ったと云うことだから、こいつア必定(てっきり)お百度だろうと後(あと)から往こうか知らんと思ったが、家(うち)が無人(ぶにん)で困っているのに何(なん)ぼ信心だからと云って、出先から成田へ往ったら又旦那に叱られるだろうと、こう思って止したのが結句幸いであった、今も國藏兄(あにい)が成田様の一件で小言まじりに一本やられたところだ」
亥「己(おら)アな、昨夜(ゆうべ)の内にお百度を済まして、何(ど)うやら気が急(せ)かれるから、今朝早立(はやだち)にして、十八里の道を急ぎ急いでもう些(ちっ)と早くと思ったが、生憎(あいにく)の大雨で道も捗取(はかど)らず、到頭(とうとう)夜半(よなか)になっちまった、あゝ何うも胸がドキ/\して気が落着